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2014年10月27日月曜日

2014秋のヘッドホン祭り@中野サンプラザ

さて、今年もヘッドホン祭りに行ってきました。
自分は2日目に当たる日曜日に友人と行きました。

ポータブルオーディオの環境が無いので友人の第一世代AK120からアナログ接続でGovibe Vulcanを通して視聴しました。
写真を撮るのを忘れてしまっているので1枚も新製品の画像がありません。ごめんなさい。
ご覧になりたい方は友人のブログのほうを覗いてみてください。



今回貸して貰った環境は、自分が家で使用しているHUD-MX1(8920D)よりも高音が強めな音を出します。そのため普段と比較して全体的にきらびやかな印象に聞こえます。
その辺りを多少考慮して書いていきたいと思います。

まずはイヤホンについてです。
現在SHURE SE215peしか所持していないので、よさ気なものがあれば検討しようかとおもいつつ視聴をしていました。
メーカーがたくさんあるので、全ては回りませんでしたが、友人が勧めるカスタムIEMメーカーを中心に視聴しました。

まずそもそも以前から気になっていたIEMのことに関してメーカーの方に聞きました。
多数のドライバを搭載したモデルの分担についてです。

ここでは12Driver搭載モデルのドライバの分担について聞きました。
3Way12ドライバで、高中低それぞれに4ドライバ割り当てられているモデルでした。
では同じ帯域に割り当てられている4つのドライバは何をしているのか?
それを質問すると、4ドライバで同じ帯域を出すことは無く、高中低域内を更にそれぞれ4分割して担当しているということでした。
要するにこの場合は12Wayということです。
(高中それぞれ1ドライバ、低域2ドライバなどという場合も同じかどうかはわかりません。)

一つ印象に残ったIEMとしてはくみたてLabのカノンの4ドライバ、6ドライバフラット傾向、6ドライバ低域寄りの切り替えができるバージョンのものです。
それぞれに違いが感じられ、特に6ドライバ低域寄りの状態は好みでした。

カスタムIEM以外ではfinal audio designのHeavenⅦ、HeavenⅧ、Piano Forte Xを視聴しました。
Ⅶの方はⅧと比較して多少低音が多めである印象を受けました。
Ⅷのほうがより大きな空間を想像させるものに感じました。
一番いいと思ったのはPiano Forte Xです。
低域の量が十分にあり、それでいて高音の抜けがよく篭った感じがせず、とても好印象でした。
気になった点を強いて言うなら低音と高音の音の質感が少し違うという点です。
高音の抜け方に対してやや低域が曇り気味なような気もしました。
しかし、これは恐らく視聴に使用したアンプの特性だと思います。
アンプも好みのものを使用すればとても快適になりそうです。
お値段20万円と聞いてびっくり。当分買えそうに無いです。


他にはAudio-technicaで印象に残るものがありました。
ATH-CKR9LTDです。
音はとても好みのものでした。特に主張する部分がなく、スッキリとした聴きやすい音でした。恐らく好みの音なので低音もしっかり出ているものと思います。

もし購入して時のことも考え、iPhone5直刺しでも視聴を行いました。
AK120とGovibe Vulcanに比べたら薄っぺらい音になるのは仕方ないですが、篭もる感じが無く普通にいい音でした。

値段が安いATH-CKR9の方も聞いてみました。
LTDモデルと比較すると色々と妥協が必要な感じです。微妙に伸びない高音、少し曇った印象等々…まあ値段もかなり違うので妥当だと思います。
買うならLTDモデルでしょうか。

気に入った2つのモデル、どちらもダイナミックドライバ搭載のものでした。
友人と昼食をとっている際に印象に残ったものの話をしたところ判明しました。
やはりいつまで経っても自分はBA型は好きになれないようです。


続いては、ヘッドホンとイヤホン両方を視聴してきたUltrasoneについて書いていきます。
イヤホンはIQ Proを聞いてきました。
比較対象はIQと、IQのSR3リケーブルです。
IQよりも詰まった音です。空間表現としてはIQの方が優れています。
IQよりは落ち着いた音なので聞き当たりは良くなったと思います。
傾向は特に変わっていないように感じます。
ちなみに友人のIQのSR3リケーブルしたものは、高音の粗さがスッと整っているため、やはり銀線いいなって思った次第です。

ヘッドホンでは新発売のPerformance 880 860 840の三機種を聞いてきました。
どれも高音は思っていたよりも綺麗でした。
880は最上位機らしく、空間表現も優れ、細かな表現もできているように感じました。
860はパッと聞いた感じIQをヘッドホンにしたみたいな印象を受けました。高域特化した感じが伝わってきました。
840は低音寄りモデルですがこれでも自分としては高音の量は十分です。
音質の傾向に差異はありましたが、価格差がかなりあるようです。
確かに880に関しては他2つと比較して1枚上手な感じはしました。
試聴機がエージング済であったかどうかわからないのでなんとも言えませんが…
Ultrasoneらしく、篭った感じがしないので期待しています。
自分がこのメーカーの音が好みなのはそこが大きいと思います。

店頭に並んだら是非自分の環境を持ち込んで確認したいところです。

しかし、どうもEdition5だけは理解ができません。
どうせ買えもしない人の戯れ言になりますが…
以前は木で作られた限定モデル、今回は限定ではない普通のモデルを試聴しました。
前回同様の感想をいだきました。
まず、Ultrasoneらしからぬ曇った音です。また、左右のバランスがおかしいです。左からの音が強いです。(右の音が詰まっている?)
そのせいか定位が定まりません。
コードは両出しなので片出しと違い中に基板も入っていないと思うのでこの左右の違いは不思議です。
高音から低音まで出てはいますし、落ち着いた音なので滑らかに聞こえますが…
Edition8の方が良い(好み)です。
これもまたエージングされているものなのか不明です。
あくまで試聴した機体に対しての感想です。

SennheiserではURBANITE XLを聞いてきました。3万円ほどになるようです。
メーカーのイメージ的にあまり低音が多くないと思っていましたが、必要十分な量はあるように感じます。同価格帯だとDJ6、7、8があります。以前試聴した印象と比較するとURBANITE XLの方がクリアな音に感じました。DJシリーズが硬めの音に対してURBANITEはSennheiserらしさの感じられるものだと思いました。


HFI-580銀線リケーブルでかなり既に満足している自分としては買い換えるとしてもEdition8かSignature DJくらいしか候補に無いです。


最後まで読んでいただける方がいるかわかりませんがこのへんで。

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