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2014年10月20日月曜日

PSPの有効活用 PSPをWindowsPCのサブモニタにする方法

PSP初期型が発売されてからもうじき10年経つようです。
オークションでも割合安価に入手可能です。また、家に余っているものがある方もいるかも知れません。
自分はUMDドライブの故障したPSPを入手したのをきっかけに分解を始め、友人のPSPの修理をしているうちにパーツも本体も余っている状態でした。

今回はPSPをWindowsのサブモニタにする方法を紹介します。



サブモニタにしたい場合、PC側に条件があります。

Windows7環境ではデスクトップ上で右クリックをし、画面の解像度から検出をし、
ディスプレイ(S):次で使用可能なディスプレイ出力
複数のディスプレイ(M):次での接続を試行する:VGA
この状態にし、OKを押します。
これでPSPに表示させるモニタが出来ました。
解像度等については後述します。
上記の手順において新たなディスプレイが設定できなかった場合、そのPCで出力出来る画面数の上限に既に到達しているため、PSPをサブモニタとして使用することは諦めてください。
(クローンモニタとして使用することは可能です。)


PSP側の設定です。(CFW導入済みの場合は飛ばしてください。)
今回は非公式なアプリを使用しているため、いわゆるPSP本体の改造が必要になります。
現在はどの型番のPSPでもハード的な改造(昔のパンドラバッテリーのようなこと)は必要ありません。

※本体バージョンが6.20以下の場合はアップデートを行ってください。

こちらから自分のPSPに適したPro-B10をダウンロードして解凍します。
PSP/GAME/に3つのフォルダがあります。
PSP1000、2000の場合はPROUPDATEとCIPL_Flasherの2つ
3000とGoの場合はPROUPDATEとFastRecoveryの2つを
MemoryStick内のms0(ef0):/PSP/GAME/にコピーしてください。

完了したらPROUPDATEを起動し、☓ボタンを押し、書き込み完了後再度☓を押すと再起動し、PROのインストールが完了します。

1000と2000の場合はその後CIPL_Flasherを起動することで電源OFF後もPROインストールが保持された状態にすることができます。
3000とGoの場合、主電源を落とした後はFastRecoveryを起動するだけで再度導入可能です。
ここでは6.60ProB10を使用しました。



続いてPC側です。

使用するソフトはPSPdispです。
ページ中程のPSPdisp_v0.6_setup_all_platforms.exeをダウンロードして下さい。
メモステを入れた状態でPSPをUSB接続してからインストールを開始します。
インストール中に幾つかドライバーのインストールに関する警告が出ますが、気にせず全てインストール許可します。
途中でメモステ側にアプリがインストールされます。ディレクトリが正しいことを確認して続けてください。
インストールが終了したらPC、PSP双方の準備が完了です。


使い方
PC側からもPSP側からも双方の設定ができます。
設定は全て英語なので読めれば基本的に問題無いかと思います。
PC側での設定はタスクトレイ内のアイコンを右クリックして行うことができます。
PSP側ではHomeボタンを押すことで設定画面にはいることができます。
表示したいモニタはDisplay Deviceで選択可能です。

USB接続、及び無線LAN経由での接続が可能です。
無線LAN経由の場合、PSP側でPCのIPアドレスを入力する必要があります。
PC本体のIPアドレスを入力することで接続可能です。

いろいろ試した結果、推奨の設定を書いておきます。

USB接続時に動画等を見る際(30FPSを確保できる設定)
Qualityは90にする(Uncompressedは使わない)
Viewport sizeは480x272以下とソレより大きい物で差が明らかなため、560x315以上がいいと思う。
960x544を選択してもFPSに変化なし。
Update intervalはContinuousにする。(33msにすることで30FPS前後に固定することも可能)
PC側のモニタは1152x864以下にする(1280x720だとFPS低下)
PSP側の画面は16:9に近いため、Fit screen(Croop to 16:9)にする
PSPに適した低解像度16:9モニタの作成方法こちらに書きました。
800x450の画面の作成が可能でした。

画質優先の場合はUncompressedを有効にする。
しかし、FPSは20程度となるため、動画ではカクつきが大きくなるように感じる

このソフトの特徴として、ディスプレイドライバ側の設定は全く反映されないので画面の色みを始めとした調整はできません。
そのため、PSP2000の色みを濃くして3000に近づけることもできません。
PCのサブディスプレイとして使用するには3000を使用したほうがいいと思います。
また、Intel HD GraphicsとGeforceでもドライバの違いによって発色に大きく違いが出ました。

こちらはPSP2000と3000の比較です。
上が2000下が3000です。


グラフックスドライバによる違いです。
AE/AFロックして撮影しました。左がGeforce、右がIntel HD Graphicsです。
(PSP3000にて比較)


Pentium G3258のオンボードGPUとGT630(GK208)環境での検証のため、よりハイスペックな環境ではどうなるかわかりません。
また、動画はTvtestで録画したTSを再生した状態のことです。
これで地デジをPSPで見れるわけです。

音声に関してですが、11025Hzにしても安定して聞こえません。
音声はPC本体から出したほうが良さげです。

普段はこのように時計とCPU、GPUガジェットを置いてあります。


800x450で表示するとこのくらいの感じになります。




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