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2019年8月28日水曜日

家電量販店攻略法 ポイントの活用の極意

家電量販店の有効活用法をインターネットで検索しても、ポイントカードを作る、他店の価格をちらつかせるなどという誰でも考えれば分かる程度の内容しか出てこない。ここではもう少し踏み込んだ内容で裏技(?)、攻略法をまとめていきたい。

楽天やAmazon、その他価格コムで出てくるECサイトで家電を買うことが主流となっている中、あえて家電量販店で商品を購入する利点はあるのだろうか。

※全ての内容は筆者独自の経験、考えに基づいているものであり、各店舗での実際の判断を保証するものではない。また、内容の引用、転載は許可しない。


家電量販店の特徴

①商品を直接見ることができる点
ただし、その店舗でそのまま購入する必要はない。
②販売員に疑問点を聞くことができる点
ネット上のレビューによる情報も多く存在する上、店員の販売ノルマ等を考慮すると正直な返答が返ってくるかどうか疑問
③安心感
ネット上と異なり直接コンタクトを取ることができる実店舗があることによる安心感がある。ただし詳細な仕様や操作方法は本来メーカーに直接問い合わせるべき内容であることに注意。
④値引き交渉が可能である点
ECサイトでは基本的に値引きはされないため、実店舗ならではの利点
⑤独自の延長保証サービスに加入できる点
メーカー保証後も使い続ける予定である場合は一考の余地あり
⑥ポイントの有効活用
ポイント使い所次第では実質最安値も狙える。
⑦各種Pay払いバーコード決済の利用での還元
これはECサイトではあまり見かけないため実店舗の利点である

家電量販店で得する人損する人

得する人

同じ店舗を日常的に利用する人、ポイント管理がしっかりできる人

損する人
ポイントカードをなくしがちな人、利用頻度、金額が少ない人

現状得する人ではないあなたも、ここで挙げる点を意識すればお得に利用できるチャンスはあるので是非読み進めていただきたい。

今日からできる9ヶ条

初級編

ポイントカードを作る(必須)

最もよく利用する店舗で作ることが重要。ポイントを貯めて使うまでの長い期間に渡って頻繁に利用する必要が有るからだ。価格に関しては他店対抗価格を出してくれるため、深く気にする必要はない。

ポイントの付与率を気にする
ポイント10%還元を実施している量販店の商品は何を買っても10%ポイントが付くわけではない。
大半の商品は10%還元だが、商品によってポイントなし、1%3%5%などそれぞれ異なる。

中級編

ポイントを使うタイミングに気をつける(最重要)

高還元率の商品ではポイントでの支払いをしてはいけない
ポイント付与率の低い商品購入時に積極的にポイントを利用する。
例(アップル製品Mac、iPhone等、マイクロソフト製品Surface等)

他店の価格に対抗させる
欲しい商品の価格コム最安値もしくは競合する量販店が直接運営を行うECサイトの価格を提示する(価格コム最安値に対抗しない店舗もあるため競合店の価格との比較も有効)
このとき、ポイント割増での実質的な値引きが行われる場合もある。

バーコード決済、クレジットカードの利用
現金での支払いでは店舗のポイントが満額で付与されるが、独自発行しているクレジットカード以外での決済は基本的にポイント付与率が低下する(2%)。しかし、この2%を埋め合わせできるだけの還元率が利用する決済方法によってもたらされるのであれば、使わない手はない

株主優待券、商品券の活用
金券ショップなどで安価に購入できればお得になる場合もある(上記と同様にポイント付与率の低下に注意)

値引き、ポイント付与率アップクーポンの活用
これは状況が限られるが、アプリの初回登録時などにポイントアップクーポンが付与されたり、勤務先の会社の福利厚生の一環として3%割引が可能な場合がある。一度確認をしてみてはいかがだろうか。


上級編

まとめ買いでの値引き交渉
店舗の立地する地域や時期によって最大値引率は決められているため、ある程度上限は決まっている。売り場のベテラン担当者を引くことができればよりすばやく柔軟な対応をしてもらえる可能性がある。

他店のポイント付与なし特価品を探す
他店と同等以上の条件で購入できれば、ポイントを最大効率で使用することができて非常にお得
例A店 19800円10%ポイント(実質17820円) B店17800円ポイントなし
これを全額ポイントで支払う場合、B店の条件に合わせてもらうことができればラッキーといえる。
これを行うことで、通常ポイント10%付与されがちな国内メーカー製品でも安価に購入することが可能になる。
理由は次の通り

ポイントの罠

ポイント10%還元、本当に10%分使えてますか??

結論から言うとほとんどの場合、実質的に損をしていることが多い

その理由と回避方法を説明する

前提
ポイント10%付与の商品が価格コム最安値よりも10%高い価格で販売されているとする(一般的にポイントを考慮して「実質」最安値といわれるもの)
購入する商品は2点
①税込み10,000円(1000ポイント付与)価格コム最安値9,000円
②税込み1,000円(100ポイント付与)価格コム最安値900円

1,貯まったポイントをすぐに利用してしまう場合
量販店で①を購入し、1000ポイント貯まる。次にそのポイントで②を購入する
この場合の総支払額は10,000円である。

2,ポイントを全て貯めた場合
量販店で①を購入し、②はポイントを利用せずに購入する
この場合の総支払額は11,000円である。ただし利用可能なポイントが1,100ポイント残る

3,価格コム最安値で購入
①、②ともに価格コム最安値で購入する
この場合の総支払額は9,900円である。ポイントはもちろん付与されない。

この時点で1番目の選択が最も損であることは明らかだ。
ここで重要な点は、ポイント10%還元の商品にポイントを使って支払ってしまうと、そのポイントは実質9%の価値しか持たない
ポイント還元10%の商品は、商品の価格が9割でポイントが1割という考え方が重要だ。(1000ポイント使ったうち、商品の金額は900円しかない)
したがって100円損をしている。

では、2番めと3番目の比較を行う。
どちらも実質の支払額は同じであるが、先述の通りポイント10%還元の商品に対してポイント支払いを行うと同様に損をしてしまう。

つまり量販店では、ポイント付与率10%の商品をポイントで購入すると実質損をするのである。

そのため、いかにポイント付与率の低い商品でポイントを消費していくかが鍵である。(これは他店対抗価格の有効活用によって商品の幅を広げることができる)

ポイントを無駄なく利用するためには、ポイント付与なしの特価品の購入にあてることがほぼ必須だ。

逆に言うとこれが面倒だ、よくわからないという場合は、その都度最安値のものを価格コムで探して買ったほうが確実に安上がりだ。

深く考えずに利用している場合、家電量販店と価格コム最安値のどちらが得かと言われたらほとんどの場合価格コム最安値となってしまうだろう

その他注意点

値引き交渉時
店幹部の承認が必要な場合もあるため、時間がかかることを前提に行う必要がある。

ポイントカードの管理
ポイントカードに数万単位でポイントを貯めている方もいらっしゃるが、他人に拾われて使われてしまう可能性があるので、必ずネットでの会員登録をするなど個人情報の紐付けを行い、なくした際もすぐに停止できるようにしておくことが望ましい

ポイントの有効期限
ポイントは各社最終利用日から1年もしくは2年間がポイントの有効期限となっている場合が多い。利用頻度が極端に少ない場合は注意が必要だ。

ポイントで購入不可の商品
特に金券(itunesカードなどのプリペイドカード類)

家電量販店で買うと絶対に損をするもの

USBメモリ、SDカード、モバイルバッテリー(Anker製品を除く)は絶対に買わないこと
中身の品質が同等のものが最大80%オフで購入可能なため
(別記事にて取り上げる予定)
家電以外のものは買わないことが賢く利用するコツだ
これらの商品は還元率に関わらずポイント利用で買うことは愚策なので絶対にしないように。

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