ブログタイトルとURLを変更しました。
言ってることが時間とともに変化しているのは勘弁して下さい。また、ブログの内容は全て個人の感想です。

2019年4月10日水曜日

個人的な就活の記録 メーカー志望(2020新卒)①

ツイッターにバラバラに記載するのにも量が多くなってきたので、どこかの検索に引っかかって読む就活生の方が万が一いるかも知れないので(いない)、ひとまず4月上旬の段階での進捗をまとめようと思う。
実際のところ来年度以降は就活の制限もなくなるようで今年とは大きく変わることが予想されるのであまり意味もないかもしれないけど記録に残しておく。
全体的に偉そうな内容になってしまうけどご容赦ください。(この段階ではまだ内定0)
また、内容に関しては一切ネットや本から仕入れた情報は無く完全に自己流なので信頼性は皆無だ。

これを書いた人の情報
二浪
上智大学経済学部経営学科
23歳男
実際就活してて二浪ぐらいじゃ不利にも何にもならないので安心しましょう。
(逆に言えば現役で進学しててもそれを強みに変えることは難しいかも)
業界はメーカーなのでそれ以外の人は読んでも参考にならない部分が半分くらいかも。



自己分析について
まず1つ就活で直面するであろう大きな問題の一つが自己分析だと思う。
自己分析は性格診断や自分の理想の姿を思い描くことではなく、2つの観点から自己を見つめ直すことだと考える。
1つ目が過去の自分がどのような興味関心や志向を持っていたのかを主観的に振り返ること。
2つ目が過去の自分の経験を羅列し、客観的な視点から振り返り、それらに共通性や一貫した思考がないかを探し出すことである。簡単に言えば自分の経験してきた事実だけを見て他人から見てどのような人間だと思われるだろうかと想像することだ。これは他人にお願いしたほうが捗るかもしれない。
就活においては両面が求められると思う。
自己がどのように確立されたかを客観的に説明した後に、それぞれその時にどのような想いを持っていたのかのエピソードを語ることもできる。
逆に個々のエピーソードからそれらの共通点を説明し自己をアピールすることも可能であると思う。
就活はつまるところ「他者からの評価」である。相手にどのように映るかが全てと言っても過言ではない。そのためにはいかにして自分自身をより深く知っておくかが前提にあり、それをいかにうまく伝えるかも同様に重要である。

例えば他人の話にはなるが、きっかけや動機はバラバラだったものの海外経験が複数回あった人がいたとする。本人の主観的な判断ではそれらに一貫性は無いが、客観的に見れば海外への関心が強い人間に映る。就活で使うべきは後者の見方である。
今までの自分に一貫性が全く無いように思う方もいるかもしれないが、感情を抜きにして事実だけを並べれば意外な共通点が見えてくるかもしれない。
(逆にプロセスが共通していて事実として見える内容がバラバラの人もいるかも?)

説明会に参加する目的
その会社の志向と求める人物像を捉えることである。
実際にESを書く際に同じ内容を取り上げるとしても、企業毎にカスタマイズして書く必要が生じる。例えば多様性重視、上昇志向が強い、企業理念重視、マッチング重視といったようにいくつか存在すると思う。もちろん企業の採用ページを見ることは必須で、実際に説明会に足を運ぶ理由はその企業の社員の資質を見極めるためである
就活生の分際で偉そうに聞こえるかもしれないが、本当のことである。
よくオフィスがきれいかどうかやトイレがきれいかどうかなどのチェックをするといいなどと言われるが正直無意味。都内の会場を借りての説明会を行うところも多く全く参考にならない。本質的に見るべきは、説明会の進行の様子(時間配分や効率性)そして何よりも参加している社員の話し方やそのレベルを見ることにある。
説明会の進行は思うに入社後の会議と同様であると思っている。スライドを用意し発表者がいて質疑応答があるなど共通点もあると考える。資料の作り込みが甘かったり説明が的を射たものでない場合はその程度であると判断できる。敬語の誤用などはすぐに気づくことができるので注意したい。(社長の〇〇さんと言ってしまうなど)
また急な日時変更や時間連絡ミス、会場がビル内の場合の案内不足など参加者の立場に立っていない企業も問題があるといえる。

さて、それらに問題がない企業の場合は選考を意識して話を聞く必要がある。最も重要なことは繰り返し使用されたキーワードだ。これは企業HPにも載っていることが多いので比較的判明しやすいといえる。また、これに付随した概念もESを書く上で実際に必要になる。職種別採用を行う企業の場合、志望する職種に関してはかなり詳しくなる必要がある。積極的に質問し、業務の内容や社内外における立ち位置を十分に把握しておくべきだ。一方で一括採用の場合あまりに専門性を出してしまうと、希望以外の部署への配属となった場合の懸念が生じるため、全社的な雰囲気を優先して捉えるほうが良い。
会社の志向とキーワード、そして採用形態に応じた情報収集が目的だと考える。
(これは余談だが社員の健康状態を見ることも大切なように感じる。)

メモの取り方について
メモは手帳に全てまとめる形で行った。その際に、説明会で言われた事実だけでなくその時の自分の反応を書き残しておくことが大切。疑問に思ったところには?マークを書いておいたり、その企業の特徴や他の企業との違いが見えたらその旨を記載しておくとあとからESを書いたり志望順位の決定をする際に役立つと思う。
授業のノートを取るのとは違うという点に注意したい。

ESの書き方
私はこれまでES不通過は0なので調子に乗って書いている。
(正直大学名だけで通ってる可能性も否定出来ない)
ここでは主に志望動機について書く。
どこも同じ内容を書けば良いわけではないことは当然であるが、どうしたら良いだろうか。
まずは設問をしっかり読むこと。
実際にあったものを挙げる。(日系企業一括採用)
1、弊社への志望理由を教えてください。150字
2、あなたが弊社を就職先として考える理由と、弊社で取り組みたい仕事、またその理由をお書きください。500字
3、当社に対してどのようなイメージを持っていますか。また、当社のどのような部分があなたの志向にマッチして、今回の応募に至りましたか。その理由と併せてご記載ください。500字

それぞれの設問に合わせた形で段落構成を考えることが大前提である。
キーワードや経営理念をそのまま文中に挿入する方法と、それらを噛み砕いた内容を書き、読み手に理解してもらうという2つの方法があると思う。私は、安易に単語だけ挿入することは稚拙(経営理念読みましたアピール)としか感じられず、行ったことはない。理念を読むことは当然であり、その背景にある内容に沿った文が書ければ問題ないと思うからである。例えば理念の中に「千年企業」とあれば、「お客様に長く必要とされ信頼される企業」というように読み替えて書くほうが望ましいと思う。この差は何であるか。自分の言葉で書いているかどうかの違いである。
ESは文系大学生のレポートではない。調べ学習でもない。企業研究した成果をまとめる場ではないことに注意されたい。内容を理解した上で自身の言葉で書かなければ全く意味がない文章でしかない。
読み手にとって既知の情報を嬉々として羅列しただけの文章が散見されるが、自分なら評価の対象としない。重要なのはその情報と自身をいかに結びつけたかの部分にある。
もちろん具体性を出すべき部分もあるためバランスが大切であることは言うまでもないが、自分ならではの理由というものが、相手が求める最大の内容であることを忘れずに書きたい。
文字数を削る必要が出た場合に真っ先に削るべきは上記の通り既知の情報である。

上記の3社はいずれも国内企業であり、一括採用の会社であるため、個別の事例に深く踏み込んで書く必要は無いように思われる。しかし、2番のみ、熱意が重要であるということがHPや説明会で明らかになっていた。また、一括採用にもかかわらず取り組みたい仕事を具体的に挙げさせる質問をしているため、後述の職種別採用と同様の書き方で提出した。
3番は一般的日系企業に多い「一般的に良さそうな人材を採る企業」であることが伺えるので、出しゃばらず、企業のポリシーに沿って提出した。マッチング重視であるからだ。

その他2社ほどESを提出したがそれらはどちらも外資系企業で、職種別採用、志望動機は800字という共通点があった。職種別採用であり「特定の職種でなくてはならない直接の理由が必要」という点が最大の違いである。私は物流系の職種でどちらも志望している。物流の必要性や重要性をなぜ感じたのか?という質問や、なぜこの業界を志望したのか?という質問に答えることのできる直接的な経験が必要とされる点が難しいと言える。
間接的ではだめなのか?ダメです。直接的な理由を持つ人に負けます。
私は幸い小売店でアルバイトをしているため、在庫の管理の必要性を日々感じていたため動機として十分だったが、同じ会社でも他の部署では直接的な理由が思いつかないのでおそらく通らなかったと思う。職種別採用はその点で一括採用との大きな差があるといえる。
採用形態別に書く内容に大きく差が出るがそれ以外にも、日系企業へは漢字を多めに、外資系にはカタカナを気持ち多めにするなどの工夫も行った。また、企業理念をうまく噛み砕いて文中に溶け込ませることはどの企業でも行った。




ESの中で、理由を書く場面は数多く存在するが、企業への漠然とした志望動機として最も有効で使いやすいと感じているものが、「幼い時から触れていて憧れを持っていた」という動機だ。成長してから興味をもった場合何かしらのきっかけや動機が再び聞かれることになるが、物心つく前からの傾向では説明のしようもないので許されるのではないだろうか?寧ろ家庭環境がその職や業界に理解があると肯定的に捉えられる可能性もある。
日常的に触れることの少ない業界では難しいかもしれないのであくまで参考程度に。

私の場合は、その会社を知った理由を書き、自分がその会社をどのように捉えているかを書き、志望動機の書き出しとすることが多くある。結論を最初に書くということも重要ではあると思うが設問に沿った形で答える場合必ずしも結論ファーストでなくても良いと感じている。読み手があってのESなので読みやすさ重視で構わないと思う。
読んでいて意味が複数捉えることができる文脈や表現はできるだけ避け。読み手に負担をかけないような文章を意識することが大切だと思う。また、経験が動機に結びついていないものや、他社でも同じようなスキルが活かせるのでは?と感じさせてしまうような文章は志望動機として不足である。
従って、志望動機には以下の点を含めるのが最適だと思う。
業界研究の成果として、端的にに貴社の特徴を言い表すこと。
企業研究の成果として、自分が特に重視する貴社の戦略や社風など。
自身の貴社及び製品サービスに対する考え。
(ポジショニングや差別化などを自分がどのように捉えているか)
固有の製品やサービス名は代表例として1つ程度挙げても良い。
今後の社会において貴社の立場はどのようになるか予想する。
(製品展開や市場動向、社会貢献性など)
上記の将来のためにどの分野で自分が貢献したいか。
その達成のために必要なスキルは何の経験を通して学んだのか。
(↑職種別の場合は必須)

さて、ありがちな志望動機として、部活動やらサークル活動を通して培ったチームワークを発揮したい。もしくは留学経験で培ったチャレンジ精神を生かしてといったものだ。
冷静に考えて欲しい、上記の二点が必要ない仕事など存在しないことは明白である。
こんな薄い内容を書くくらいなら志望動機は合理的な理由を書き並べたほうがよっぽど有意義だと私は思う。学生生活の話は他に書く欄があるのが一般的なのでそっちで存分に書いて欲しい。(もちろん全否定しているわけではない)
そんなこと言ったら書く内容が無いという方もいるだろう。しかしそれはただ見落としているだけではないだろうか?
例えば大手の企業であればスポーツのスポンサーとして出稿しているのを見たこともあるだろうし、グローバルな企業であれば留学先で目にした経験なども十分に語る事のできる内容だろう。(もちろん実際に見ていなくてもその地域に進出していれば言って問題ないだろう)たとえ一切の関わりを持たなかった企業であっても、競合他社との差は必ず存在するはずであり、有利な市場や不利な市場もそれぞれ存在するはずである。それらについて分析的な思考を行えば良い。
十分に合理的な理由を説明した上で、一文程度で短く部活や留学の経験を挙げるのは面接時に質問を引き出す上でも良いと思う。
もし、チームワークであったりチャレンジ精神などというありきたりな内容で書く場合にはそのスキルが仕事の中で特にどのような場面で発揮されるのかという点と、自分にしかその場面で発揮できないという独自性をアピールする必要があると思う。誰にでも言えることを書く場合には差をつけることが難しくなる。
結果的に自身の考えと、会社の方向性が同じであり、自分の活躍の場があると考えていると示すことが志望動機には必要ではないだろうか。これが満たされているのであればどのような内容であっても正直構わないと思う。



1 件のコメント:

  1. 今就職活動を続けている学生です。今まで自分らしいエントリーシートを書くことができず、悩んでいましたが、これは企業理念をそのまま羅列していただけなのかと理解いたしました。投稿者さん、ありがとうございます。エントリーシートに悩む全ての学生が読んでくれると良いですね。

    返信削除