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2019年7月3日水曜日

就職活動をした上での所感 2020卒文系 2浪上智卒

就職活動も一段落し、結果待ちのみという状態となった。

就活生は、企業の良し悪しを収益性や成長性で判断しがちだが、私はそれだけではないと思う。
就活は、その会社が個人をどこまで大切にするかという事がわかる良い機会である。私は個人をより丁寧に扱う会社を志望するようになり、一括大量採用を行う会社には志望度が低くなった。



規模の大小を問わず、企業の側に採用活動に対する注力度合いに大きな差があることがわかった。
来年度(2021年度)以降就活がさらに複雑化すると言われているが、これを読む皆さんが、数ある企業の中から優良企業を見抜くことにつながれば幸いだ。
実例として複数の企業名を挙げるが、批判の意図はなく、あくまで私が受けた扱いについて事実に基づき、個人の主観のもとで表現したものである点に注意されたい

結論から言うと以下の特徴が見られるといえる
優良企業の特徴

1,選考フローが明らかである
2,会社説明会の進行に無駄がない
3,会社説明会の資料のクオリティが高い
4,面接官に意欲が見られる
5,面接時に、提出したESを読んだ上で関連した質問をしてくる
6,前回の面接時の内容が引き継がれている
7,選考結果の連絡期限が守られる
8,連絡のメールの言葉遣いが適切
9,内々定承諾を書類で交わす

番外編
最終役員面接は運次第

これらの観点から、企業のレベルや、誠実さを推し量ることができるのではないかと考えている。ある意味当たり前のことであるが、これらすべてが満たされる企業はなかなか存在しない。また、各個人がどの点を重視するかによって評価が分かれるだろう。
もしあなたが特定の会社にどうしても憧れがあって働きたいと考えるのであれば、それを信じて進むことも大事であると思う。
しかし、特に強い希望がない場合、働きやすい環境を求めるのであれば上記の観点において、就活生の側から企業を選考する必要があるといえる。
これは、複数の内々定を得たときに最終的にどの一社を選ぶのかの材料にもなるので、初期段階である説明会やインターンから積極的に参加し観察していきたい。

では、挙げた項目について個別に紹介する
1,選考フローが明らかである
悪い例
説明会が連日開催され、順次エントリーが開始されるタイプの企業。
特に採用人数が少ない場合は、早くエントリーしても結果が後回しにされがち。(いつ返事が来るのか不透明、期限が守られない)(デル株式会社最終面接の結果連絡)
採用人数が多い場合であれば問題は少ないかもしれない。
良い例
インターン組早期選考と通常の選考が1期、2期などそれぞれの期限が明確に定められているもの。(リコー、ヤマハなど大企業によく見られる)
これの良い点は他者と進行度合いの比較が可能であることである。
みん就など外部サイトでの情報を得ることができ、安心感にもつながる。(サイレントにも早めに気づいて切り替えできる)

2,3,会社説明会で注視すべき点
確信はないが、会社説明会というものは、その企業で日常行われている会議やプレゼンの様子が現れるものであると考えている。資料配布の段取り一つとっても差が出る点である。
印象に残っている説明会は、ブリヂストンである。
共通の内容である説明はウェブで済ませ、社員インタビューは現地に集まって開催された。予想される質問に予め回答する時間をとった上で自由質問の時間を設定しており、時間効率が非常に高かった。また、質問者が学校名や氏名を名乗らないように促した点も素晴らしかった。(少しでも名前を覚えてもらいたくて質問する人を抑制できる)
非常にレベルの高い、効率性の高い企業であると感じた。
逆の場合で予想されるものは、開始時間が守られない、配布資料が足りない、説明の中で矛盾が生じているなどだろうか。

4,面接時に評価すべき点
ここでは悪い例を挙げる
大企業においては、面接で会った人間と実際に入社後にともに働く可能性は極めて低く、そのため面接官の側に当事者意識が欠けていることがよくある。話の途中で寝るような面接官にあたったこともある。(ヤマハ株式会社二次面接にて)

5,ESからかけ離れた的外れな質問をする面接官も存在する。総合職採用でエントリーしているにも関わらず、経営学科所属というだけで経理の仕事とかできる?などという質問をされた。もちろん関連する資格は記載していない。(ヤマハ株式会社最終面接)この質問をした人事担当は、同席した役員に「流石にそれは…」と呆れられていた。意識の低さが露呈しているといわざるを得ない。

6,前回の面接時の内容が引き継がれているような企業は印象が良い。(企業名は内定先のため非公開)
ESはもちろん、前回の面接でのメモが引き継がれていれば、短い面接時間を有効活用できるはずである。各回の内容が引き継がれていないと、複数回面接を行う意味がないと私は感じている。

7,連絡の期限が守られる
期限を守ることは当たり前であり、結果の通知も同様である。サイレントお祈りは言うまでもなく、設定した連絡期限を守らないことは就活生を不安にさせるだけである。
また、期限内に連絡がない場合、就活生の側からメールなどで連絡を行い、企業側の対応を見極める機会としても良い。

8,連絡メールの言葉遣い
この記事で二番目に言いたかったことがこれだ。
以下の文が、ヤマハ株式会社のひどい最終面接の後に送られてきた結果通知のメールである。


ヤマハ採用担当です。
このたびは、お忙しいところ当社の選考会にお越しいただき、ありがとうございました。
役員面接の内容をもとに慎重に検討を重ねました結果、
誠に遺憾ながら、採用を辞退申し上げることに結論をみました。
最終選考においては、ご自身の希望をヤマハで実現できる可能性や、今後の事業展開においてヤマハが必要とする業務とのつながり等を軸に、様々な観点から総合的に判断させていただきました。
誠に不本意な結論ではございますが、
何卒あしからずご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
最後になりますが、○○様の今後のご活躍を、心からお祈り申し上げます。

ヤマハ株式会社 採用担当

ここまでひどい日本語がなぜ書けるのか、サイレントのほうがまだマシなレベルである。相手を苛立たせて煽るような文であるし色々と根本から間違えている。
なお、私は外部からの誤送信を疑い本社に電話で確認したものの結果は変わらず、異常な文章についても問題がない認識とのことだった。
面接官は寝てるわ頓珍漢な質問をするわ、謎の言語でメールを送りつけてくるヤマハ株式会社を嫌いにならないほうが難しい。

9,内々定承諾書類が存在するかどうか
内々定承諾に関して電話での通知のみだと、管理がずさんなために間違いが起こってしまう可能性もある。また証拠に残らないのは就活生として不安である。書類に捺印して返送が本来あるべき姿であると思うが、採用人数の関係で難しい企業であっても、最低限メールのやりとりに記録として残しておきたい。

番外編
最終役員面接は運次第

これがこの記事で一番伝えたいことだ。どんなに前段階の面接がうまく行き、面接官と意気投合したとしても、最終役員面接はそうはいかない。
なにせ世代の離れた頭の固い役員が出てくることが多いからだ。彼らを納得させることができる話に持ち込めるかはそれこそ運だ。最終面接は複数社で経験したが、内容も結果もまちまちだ。

「最終まで行けば落ちない」などということが成立する企業は稀だ。選考を行うということは落とされる人もいるのだ。
役員にまで上り詰めた人は、個人の成功体験が確立されており、それに沿った人間以外をなかなか受け入れようとしないことがある。ある意味柔軟性に欠けていると私は思う。
つまり、目の前に現れた役員のお眼鏡にかなうかどうかは自分にはどうにもできないのだ。

たとえ落ちてもそれは文字通り「縁がなかった」のだ。どうしても行きたい企業であった場合つらい気持ちになるだろう。しかし人格が否定されたわけでも能力が否定されたわけでもない。単にその面接官に気に入られなかっただけなのだ。気を落とさず、縁のある企業に巡り会えると信じることが大切である。

異論反論や視野が狭いと言われることはある程度承知している。
最後まで読む人がいるとは思えないがこの記事は、私が就活をしている今何を感じているのかを記録に残して、そのうち振り返ってみるためのものだ。


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