ブログタイトルとURLを変更しました。
言ってることが時間とともに変化しているのは勘弁して下さい。また、ブログの内容は全て個人の感想です。

2017年6月2日金曜日

仮想通貨マイニングについて

三ヶ月ぶりの更新となります。
大きな変化としてはメイン機の新規自作とOculus Rift購入の2つでした。
Ryzen 1700 GTX1080 RAM32GBという感じです。

※この記事の内容を実践することで起きたいかなることも自己責任でお願い致します。

さて、2017年5月は仮想通貨でだいぶ盛り上がりが見られました。それなりに以前からビットコインの存在は知っていただけに買ってなかったことに多少のくやしさもありますが仕方ありません。
ということで乗り遅れた感が大きいですが、今更ながら仮想通貨に手を出して行こうと思いました。(後半に丁寧な説明を書いています。)

まず仮想通貨の入手方法はマイニング(高性能なPCや専用の機材を使用して計算することへの報酬)と購入の2つがあります。(ただしマイニングできる総量に制限があるもの、またはその上限に達したためにマイニングできないものも存在します。)
今回はマイニングをしてみようということになりました。



ビットコイン(Bitcoin)イーサリウム(Ethereum)そして話題になったリップル(Ripple)を始めとして数百の仮想通貨があります。
https://coinmarketcap.com/ここにたくさん載っていますが今回選んだのは市場規模ランキング83位のLBRY Credits(単位はLBC)です。3月頃から少しずつ値上がりしているものです。選んだ理由としては上位の通貨の場合既にASICという専用機材が必要なもの、もしくは個人レベルを超越した環境でマイニングをしている人が多く存在して、とてもグラボ1枚の人間が参加できるような環境では既に無いと判断したためです。

英語で検索を繰り返すうちにGeforceとRadeonでそれぞれ掘りやすいコインが異なることもわかりました。また、EthereumやZcashを掘るべきであるという書き込みが多く存在しましたが、その中に一つだけLBRYはGeforce(特に1000番台において)での採掘効率が良いという書き込みを見つけました。
https://whattomine.com/coins/164-lbc-lbry?utf8=%E2%9C%93&hr=290&p=150&fee=1.5&cost=0.27&hcost=0.0&commit=Calculate
実際に少しマイニングを行う、もしくは使用するグラボの出せるハッシュレートがわかるのであれば上記のサイトにて電気代と利益が計算できます。
上記の結果は実際に現在運用している状況に合わせたものです。
Zotac GTX1080 AMP!はOCモデルで、定格が230Wのため、Power targetを50%にして114W程度で運用しています。消費電力が半減しているにも関わらずハッシュレートに与える影響は2割程度となるので非常にワットパフォーマンスに優れています。これは単純計算でGPUクロックに対応して変化しているように見られました。定格動作時は1880MHzであるのに対し、50%時は1600MHz前後での動作となり、クロックの差は15%です。
また動作温度も65度で安定するため、24時間つけておくことや排熱を考えてもこの方が良いと自分は考えます。
リファレンス、または補助電源8ピン1つの機種の場合定格180Wとなるので多少結果が異なる可能性があります。
ちなみにマイニングソフトはccminerを使用しています。

電気代を1kWhあたり30円、1ドル111円として計算すると一ヶ月あたり電気代を差し引いても16000円程度の利益が上がる計算になります。

利用しているプールはCoinMine.plです。Getting Startedの4番にLBCアドレスを作れとありますがこれはLBCのサービスを使う場合の話であって、Poloniex経由で出金してしまう場合には関係ありません。Poloniex側で入金(Deposit)用のアドレスを発行しそれをEdit AccountのPayment Addressに入力すればOKです。ただしLBRYは直接日本円にすることはできないのでPoloniex経由で一度ビットコイン(BTC)に両替した上でさらにビットコインを日本円に換金可能なCoincheckを利用します。

あとから見返した時に怖いですが一応2017年6月2日現在のLBC/BTCは0.00009925で、1BTCあたり274,949JPYです。すなわち1LBCあたり27.2円という計算になります。
ただしプールしている時点で1.5%の利用料、そしてPoloniexへの出金時に1回あたり0.01LBCの手数料、一方でPoloniexでは通貨の入金、送金には手数料がかからないものの、売買取引の際に利用額に応じた手数料が、出品者と落札者のそれぞれに別の料率が課せられます。具体的にはこちらです。板に売りたい、もしくは買いたい額を載せた側はMakerの手数料、既に板に載っているものを取引対象に選んだ側がTakerとなり、Taker側の料率が高くなっています。どちらの手数料にしろ一ヶ月あたり50円もしないので気にするほどのものでは無いでしょう。そしてCoincheckの手数料ですが、日本円として出金する際に400円かかるそうです。(まだ到達していませんが)
このように全体を通して2%程度は手数料として目減りしてしまうということを覚えておきましょう。そうはいっても海外からの送金にもかかわらずこのように格安で済むのも仮想通貨の一つの利点であると感じさせられます。

果たしてどうなるのか全く先が見えませんが、すぐに辞めることも可能なので、行けるところまでやってみたいと思います。



さて、ここまで読んでも一昨日の自分なら全く意味がわからず困惑するだけだったと思います。ということで後半では更に丁寧に説明していきます。初めてマイニングをしようと思う方でもわかるよう書いていきたいと思います。(2017年6月現在)


①必要なもの
高性能なGeForce製のグラフィックスボードの搭載されているデスクトップPC(出来る限り新しい世代のもののほうが効率が良いGTX1080Ti,1080,1070,1060,980Ti,980,970等)、電気代、英語の読解(できれば)

②準備するアカウント類
プール(掘ったコインを一時的に貯めておく場所) https://www2.coinmine.pl/lbc/
仮想通貨取引所 Poloniex https://poloniex.com/
仮想通貨取引所 coincheck  https://coincheck.com/

それぞれアカウントを作成しておいてください。

③プールの設定
Coinmineにログインができたら、My AccountからMy Workersを選択して開いてください。続いてADD NEW WORKERの2つの欄にそれぞれ任意の名前とパスワードを入力し、Add Ner Workerボタンを押してください。

④マイニングソフトの準備
ccminerというソフトを使用します。https://github.com/tpruvot/ccminer/releases
使用しているOSに合わせてccminer-2.0-release-x64-cuda-8.0.7zもしくはccminer-2.0-release-x86-cuda-8.0.7zを選んでダウンロードしてください。
解凍したらRUN-LBC-YIIMP.cmdというファイルを右クリックして編集を押してください。
ccminer-x64 -a lbry -o stratum+tcp://lbc.coinmine.pl:8787 -u アカウント名.ワーカー名 -p ワーカーにつけたパスワード d=128,stats --cpu-priority 4

pause

上記のように全て書き換えてください。
アカウント名、ワーカー名、ワーカーにつけたパスワードは各自自分の付けたものを入力してください。
アカウント名USER、ワーカー名worker、パスワードpwの場合は下記のようになります。

ccminer-x64 -a lbry -o stratum+tcp://lbc.coinmine.pl:8787 -u USER.worker -p pw d=128,stats --cpu-priority 4

pause


上書き保存したらRUN-LBC-YIIMP.cmdをダブルクリックして起動してください。
正常に起動すると以下のようになります
BTC donation address: 1AJdfCpLWPNoAMDfHF1wD5y8VgKSSTHxPo (tpruvot)

ccminer-x64: unsupported non-option argument 'd=128,stats' (see --help)
[2017-06-02 20:20:38] Starting on stratum+tcp://lbc.coinmine.pl:8787
[2017-06-02 20:20:38] NVML GPU monitoring enabled.
[2017-06-02 20:20:38] NVAPI GPU monitoring enabled.
[2017-06-02 20:20:38] 1 miner thread started, using 'lbry' algorithm.
[2017-06-02 20:20:39] Stratum difficulty set to 256 (1.00000)
[2017-06-02 20:20:39] GPU #0: Intensity set to 23, 8388608 cuda threads
[2017-06-02 20:20:39] GPU #0: Zotac GTX 1080, 352.99 MH/s
[2017-06-02 20:20:40] accepted: 1/1 (diff 1.300), 352.99 MH/s yes!
[2017-06-02 20:20:50] GPU #0: Zotac GTX 1080, 368.35 MH/s
[2017-06-02 20:21:02] GPU #0: Zotac GTX 1080, 365.65 MH/s
[2017-06-02 20:21:02] GPU #0: 1903 MHz 1792.73 kH/W 204W 74C FAN 57%

緑色の文字でyes!と表示されていればOKです。

⑤プールとの連携の確認
③で開いたMy WorkersのWorker configrationのActive欄がXではなくチェックマークに変わっていることを確認してください。(しばらく経ってからページ更新をすることで反映される場合もあり)
チェックマークがついていればOKです。

⑥Poloniexへの送金
10LBC以上で送金が可能になります。
Poloniexにログインし、右上のBalancesのDeposits&Withdrawalsを開いてその中からLBCの欄を探し、右端にあるDepositをクリックしてください。
Your LBRY Credits Deposit Addressと言うものが出てくるのでそれをコピーしてください。

続いてCoinmineプールのMy AccountよりEdit Accountを選択してください。Account DetaisのPayment Addressに先程コピーしたアドレスをペーストしてください。
(このミスは取り返しがつかないので十分注意してください。)
入力できたら4 Digital PINを入力してからUpdate Accountボタンを押してください。
すると自動的にCash Out欄のPayout toの欄が入力済みになります。
出金したい額を入力した上でここでも4Digital PINを入力してからCash Outボタンを押してください。
この送金には30分以上かかりました。

送金が完了していればPoloniexのDeposits&Withdrawalsのページから確認することが可能です。

⑦Bitcoinへの変換(ここから先はまだ行なってのないのでそのうち追記)
ExcangeのところからMarketsの表からBTCのタブの中からLBCを探し、中段にあるSell lbcから金額と数量を決定して販売します。

⑧Poloniexからcoincheckへの送金

⑨coincheckでビットコインを日本円に変換

⑩日本円を出金


0 件のコメント:

コメントを投稿