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2020年10月20日火曜日

ポロRライン1.5 TSI evoと旧型ポロ6Rとの比較など(1.0 TSIコンフォートラインも)

2016年式ポロ6RCJZを2万2,000キロほど乗って新型ポロRラインに乗り換えました。
また、わけあって新型の1.0TSIコンフォートラインも500キロ程度乗る機会があったので3台を簡単に比較
乗り換えの参考になれば(?)

スペック(抜粋)

6RCJZ(5代目ポロ後期モデル)以下5代目
1.2L 4気筒 90ps 16.3kg・m
3995×1685×1470mm
前後ディスクブレーキ
燃料タンク45L
JC08モード燃費 22.2km/リットル

AWCHZ(6代目ポロ)以下6代目
1.0L 3気筒 95ps 17.9kg・m
4060×1750×1450mm
前ディスク後ドラムブレーキ
燃料タンク40L
JC08モード燃費 19.1km/リットル

AWDAD(6代目ポロR-Line)以下Rライン
1.5L 4気筒 150ps 25.5kg・m
4060×1750×1450mm
前後ディスクブレーキ
燃料タンク40L
JC08モード燃費 17.8km/リットル

5代目、6代目比較

エンジン

エンジンの違いとして1.2から1.0に小型化、3気筒へ変更となった。
一方で3ナンバー化したことにより静音性も高まったため、3気筒とはいえ振動も少なく静かに感じた。
また、アイドリングストップからの再始動時の振動の少なさも5代目よりも進歩しているように感じた。
ある程度距離を走行した5代目から新車の6代目に乗ったときにはさほど3気筒のデメリットは感じないかもしれない。
もちろん回転数を上げたときの音は3気筒特有のこもった音がするので、好みが分かれるかもしれない。

加速

エンジン出力は5ps向上、トルクも1.6kg・m増えているため加速感に違いは感じられない。
実際に0-100のタイムや速度の上がり方もほぼ同様であった。
(コンマ数秒程度は6代目のほうが早いが誤差程度)

アイドリングストップ

結論から言うとアイドリングストップはオフにして走行するほうがストレスがなくなる。(重要)
数ミリリットルの燃料をケチるのでもなければオンにする理由はまずない。

アイドリングストップ機能は5代目と異なり、速度が2~3km/h程度まで下がった時点で自動的に働いてしまうものとなっている。
完全停止前にアイドリングストップしてしまうため、停止後に作動していた5代目とは使用感が全く異なるものになる。
一時停止後や右左折時、渋滞時など減速と再発進を繰り返す時に出遅れやクラッチが低回転でつながらない場面がかなりの頻度で発生する。
その都度アイドリングストップをオフにしても良いが正直めんどくさいので、エンジンをかけた後すぐにアイドリングストップオフに設定している。

燃費

5代目と6代目およびRラインの差として燃料タンクの小型化、燃費の悪化が挙げられれる。
これは、満タンからの走行可能距離も単純計算で3割ほど短くなるデメリットになっている。

5代目では満タンから次回の給油までに400キロ後半程度は走行しており、高速道路メインの場合には500キロに届くこともあった。(各回35Lから40Lほど給油、平均燃費12~13キロ程度)

5代目にてメーター表記上16キロ程度燃費が出ていた状況とほぼ同条件での走行でも、6代目では14キロ程度という表記にとどまっており、実際の燃費は12キロを下回るのではないかと思われる。

ブレーキ

6代目ではブレーキも変更となっている。
リアがディスクからドラムブレーキへど変更されている。
ブレーキのフィーリングに変化はあるので試乗して確認したほうが良い点といえる。

内外装

水平基調のデザインにより実際のサイズ以上に内外装ともに大型化した印象を受ける。
特に内装はドア部分がえぐれているともあり、かなり広々としている。

また、ダッシュボードからドアハンドル部分までの内装に各ボディーカラーに対応したパネルを装着することもできる。
オレンジ、青、グレーの各色のパネルがついた車を運転したが、運転時にはさほど気にならず程よいアクセントになっていると感じた。

ハンドルは5代目にACCのボタンがついたのみで全く代わり映えはしないが、電子メーターを選択すると変化を感じることができる。

細かい点だがハザードランプがナビの左横にあるため少々手を伸ばさないと届かない場所にある。

車体サイズ

車体サイズの大型化による不自由さは日常ではあまり感じないが、多少小回りが効かない(最小回転半径4.9m→5.1m)ことや左右それぞれ数センチの幅の増加がネックとなる場面もないともいえない(極端に車庫が狭いなど)

ホイールベースの増加による安定性の高さは、高速でのコーナリングなど速度域が上がることにより感じることのできるポイントとなっている。

車内の広さと荷室容量を確保したものの、5代目のように後席の座面を外してフルフラットにすることができなくなっているという変更点には注意が必要だ。
ただし、純粋な容量は増加しているため困ることはないだろう。

ナビ、メーター周り

一部のレビューでは使いにくい等のコメントがあったが正直優秀だと感じた。
2016年式からの乗り換えとはいえ、ナビは確実に進化している。
一般道では700m手前からの進行方向案内、右左折専用レーンの案内、走行レーン案内(右側2車線を走行してください等)があり運転しやすく感じた。
高速道路(首都高)でも概ね同様だが、5代目と比較すると分岐の際に看板に表記された地名ではなく接続する道路名が案内される場面が多いように感じた。(慣れれば問題なし)

なにより運転中の操作に対応したことにより、同乗者による目的地入力やBluetooth接続設定等が格段にやりやすくなった。

若干気になる点としてナビの起動が少々もたつく。
少なくとも5代目のナビからするとだいぶ待たされる感覚になる。
イメージとしては車を車庫から出して車庫を閉めて、同乗者が乗るのを待ちおわるくらいのタイミングでようやくナビが操作できるようになる。
ただし一度起動した後は、短時間(30~1時間程度?、詳細は不明)であればエンジンを切っていても再始動後にすぐにナビが立ち上がるため、一定時間はスタンバイモードになっていると思われる。

メーターは3パターンの表示が選べ、その都度必要な情報を表示させることができる。

ACC機能

5代目でも一部車種には搭載されていたようだが所有していた車にはなかったため比較はできない。
ACC任せでも特に違和感のない加減速で使い勝手は良いと感じた。
車速上限は30キロから10キロごとに日本の法定速度を大幅に超えた速度まで設定できる。
低速域で作動音が多少聞こえるのは他社でも同様のため、気にしないこととした。

Rラインとの違い

エンジン

1.5Lとなり、出力も大幅に向上しているため、5代目や6代目と比較するとそれなりの加速感を味わうことができる。
キックダウンせず3,800回転シフトでも他モデルの全開と同等の時間で100キロに到達できる力がある。
一般道であれば上り坂でも2,000回転を超えることなくスムーズに走行できる。

4気筒ということもあり、アイドリング時の振動や1,500~2,000回転の最も常用する回転数域での振動が5代目や3気筒モデルよりも少なくなっている。

燃費

TSI evoという名のエンジンには、気筒休止システムが搭載されており、4気筒中2気筒が自動的に停止する仕組みとなっている。
とはいえ燃費に大きく貢献しているかは不明だ。
運転中には気づくことがなかなか難しく、メーターの表示でしか判断がつかない状況だ。

Rラインでの走行はまだ少ないが、今の所1リッターモデルよりも良いということはなさそうな数値が出ている(ただし走行距離が少なすぎるため、参考にならないと判断)

専用装備

専用エアロパーツ、17インチホイール、スポーツサスペンション、電制デフなどが搭載されている。

走行モード設定

走行モードはエコ、ノーマル、スポーツ、カスタムの4つから選択できる。
各走行モード設定は最後に使用したものがエンジン再始動後も有効となる。
(某動画のレビューではノーマルに戻ると言っていたが少なくとも現在の仕様では誤り)
エコモードでは積極的に気筒休止を活用しようとする様子が見られるが、変速タイミングに特に変化は感じられなかった。

注意点としてスポーツモードには2種類がある。
1つ目は5代目から存在したモードで、Dレンジから下に一度レバーを動かして切り替える事のできるスポーツモード(ギアがS1、S2等表示されるモード)
2つ目はRラインに存在する(GTIにもあるが割愛)シフトの隣に配置されたボタンで切り替えることのできるモードとしてのスポーツモードだ。

1つ目のスポーツモードでは、回転数を引っ張るようになるだけであり、ダンパーやステアリングに変化はない。(エコモードに入れた上でこちらの意味でのスポーツモードに入れることも可能)
2つ目のスポーツモードでは、ダンパーが固くなり、ハンドルも重くなり、1つ目の意味でのスポーツモードにもあわせて切り替わる。

シフト操作で入るスポーツモードとボタン操作でナビ上で表示されるスポーツモードは似て非なるものということだ。

まだ慣らし運転の段階だが、ダンパーの調節は確かに乗り心地に変化を与えるように感じられる。
また、ステアリングの重さも段差等に取られにくくなるため、重くするメリットが感じられた。

カスタムではこれらすべての設定のオンオフを好みで保存しておける設定となっている。

総評

5代目から6代目は順当に進化している。
大型化により、静音性が高まり安定性も向上したが燃費は多少悪化した。
3気筒のデメリットは乗り換えであればさほど感じないが、逆に言えば乗り換えるほどのメリットもない。
全周にセンサーが搭載されたことによる障害物検知機能など、安全装備面では5代目よりも大きく進歩している。
ただし、アイドリングストップは不出来のため不使用推奨。パーキングアシストは使い所がない。

R-Lineは先進性、速さ、快適性の面で買い換える意義はあるが高額。
(セーフティパッケージ、テクノロジーパッケージをつけると車両本体価格は354万円から)
(その他オプション、オプションカラー、ドラレコ、諸費用含め総額390万円程度から一部値引きあり)

やはりTSI Comfortline Limitedがナビ、キーレス対応、LEDライト付きとなっており無難に装備がまとまっている(車両本体265万円から)
また、セーフティパッケージ、テクノロジーパッケージのオプションをつけても287万円からとなっている。
Rラインとの差はエンジン、サスペンション、ブレーキ、ホイール、シート、エアロが主なものとなり、細かいものとしてはフロントフォグランプ、パドルシフト、走行モード変更、ダッシュボード縁のLEDライト、シートへのボディ同色ライン(ボディ色オレンジの場合)となる。
およそ67万円の差となるが、相応に装備の差がみられる。

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