①TwomonUSBを使う。
TwomonUSBは独自のディスプレイドライバを使うため、PC側の画面出力に依存しない(と思う)
②リモートデスクトップやVNCを利用する。
Splashtop Extended Wireless Display等のソフトをPCにインストールし、専用のアプリでタブレット端末で接続する。
これらのアプリの場合はWindowsで出力できない設定での表示はできない。(例えばMiixの場合、下の画像のように、2つ目の画面がWiDiになってしまい1280x720以外の解像度にできない)
Splashtop2やTeam Vierweを利用する場合も上記同様にOS側で設定できない解像度の画面は表示させられない。
しかし、これは上記同様の問題がある上、特定の一つのモニタのみを表示できる機能が無さそうなのであまり使い勝手が良くない。
一般的なPCの場合はOS側の制約が少ない、もしくはカスタム解像度を強引に設定することができるため、どの方法も用いることができると思います。
Intel HD Graphicsのカスタム解像度の強引な設定方法はこちら
OS側で使いたい解像度の画面が作成できたのなら、上記どの方法をとってもいいと思います。
しかし、Miixはそうもいきません。
Miix2 8にはMicro HDMI端子が搭載されていないため、外部に出力するためにはDispllaylink等のアダプタを使用しなければなりません。
また、先ほど書いたようにリモートデスクトップを利用して、本体に表示されていない方のモニタを送信する方法もあります。
しかし、Miix2 8の場合、本体ディスプレイは1280x800の解像度、もう一枚ディスプレイを増やそうとしても自動的にIntel WiDiになってしまい、解像度が1280x720に固定されてしまいます。
16:9の画面の端末をサブディスプレイにする場合はこれでも構いませんが、iPad等の場合だと天地が余ってしまい体裁がよくありません。また、VNCやTeam viewer、Splashtop2を使用してみましたが、Miix2 8側のCPU Z3740では性能不足なのか、もしくは無線接続のためか、カクついてしまい、あまり実用的ではありません。
本体のディスプレイアダプタでは1280x720以外のサブディスプレイが作れないので、別のディスプレイアダプタをインストールしなくてはいけません。
Displaylinkを利用したiPadをサブディスプレイとして使用できるアプリも過去にはありましたが、現在はなくなっています。また、iOS7になった時点で動作もしなくなりました。
そこで、今回使うのはTwomonUSBです。
これを利用することで、iPadに適した解像度の画面を作り、出力することができます。
Youtube程度であれば再生も可能です。録画したTSファイルの再生はできないに等しいのです。本体側の画面であれば問題なく再生できます。USB接続なので、より安定しています。
USB機器を接続する場合、OTGケーブルが必要となります。
画面の様子と解像度の選択範囲は画像の通りになっています。
これでWindowsタブレットのサブモニタとしてiPadを使用することができるようになりました。
アプリの価格は1,000円ですが、これは価格に値するものだと思います。
もちろん過去にはDisplaylinkのものが無料であったわけなので割高感があるかもしれませんが…
しかし、これは有線接続です。無線と異なり安定しています。低スペックなタブレットでもどうにか動作します。
スペックに余裕がある(デスクトップ用の近年のCeleron以上)があればSplashtop2でも快適に動作します。もしウィンタブを使いながら手持ちのiPadやAndroid端末をサブモニタにしたいなという場合は重宝しそうです。
なおTwomonには無線接続のアプリもあるようですがそちらは試していません。自分は有線の方で満足しました。
また、カーソルのチラツキは発生していません。とてもいいかんじです。
と、ここまで出来ましたが、2画面にして何ができるのかというとあまりメリットを感じません。
そもそも画面を増やすためにCPUを使用していますし、2画面を有効に活用できるような作業をするにはもともとスペックが不足しているように感じます。
ということでこれは、動作した一つの例として見てもらえればと思います。
それから一度に接続できる端末は1台まででした。
最後になりましたが試した環境です。
Miix2 8 Windows8.1 iPad mini 8.1.3
接続は給電可能なOTGケーブル
PCASTORE Galaxy/NOTE/スマホ用 OTGケーブル micro USB-USB A メス USB機器給電端子付
で、USBハブを介してその先にiPadを接続し、問題なく動作しました。
余談
グラボを2枚挿してオンボード有効にして10画面程度出力させられる環境とかであれば、マルチモニタにした上に、さらにいろいろな接続方法でそれぞれのタブレット端末に出力することもできそうですね。
する意味は無さそうですが…
手持ちのモニタが4枚、タブレットが3台あるので一度はやってみたいかも。
しかし、これによって環境が不安定になる可能性もあるので、バックアップを取るなり自己責任でお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿