しかし、物理キーボードで文字を打つ際にはスタンドにタブレットを立てかけ別途キーボードを用意する必要があり、膝の上等で気軽に簡単に使うことができませんでした。
また、最近良く見かける2in1タブレットの殆どはタブレット部分に重さが集中しており、バランスも悪く、また、着脱式にしたがために重さも増加しており、いいところがありません。また値段も高価です。
同等のスペックであればASUSのT90Chiがありましたが、こちらはトラックパッドがないのがとても惜しく購入には至りませんでした。
また、同じくASUSのX205TAも1kgを切っていてとても良いですがストレージが32GBな点とタブレット等に比べて大きいという点からこちらも購入には至りませんでした。
では今回再び手に入れたMiixの64GBモデルをどうしようか考えました。
使用しているキーボードはすでに生産が終了していますが、エレコム製のBluetooth接続で、かつトラックボール付きのかなり珍しいキーボード、TK-FBP037です。
先述の通り、タブレット本体、スタンド、キーボードが全てバラバラでは使い勝手が悪いです。
そこで、キーボード一体型でかつヒンジを利用して角度が可変できるスタンドを自分で作ってみることにしました。
ヒンジによる角度調整ができ、トラックボール等でマウス操作ができるタブレット用のキーボードは見たことがありません。思いつきで制作を進めました。
完成したものがこちらです。
ここでは最終的に落ち着いた案について紹介します。
また、今回しようしたキーボード、またタブレット以外でも応用が効くので参考になればと思います。
まず、土台、及びスタンドとなる板を用意します。
今回は塩ビの3mm厚の板を利用しました。軽量かつ必要な耐久性がありました。
タブレットを立てかける部分は6cmとしました。(タブレットの大きさによっては変えてもいいかもしれません。)
続いて使用したヒンジはトルクヒンジと言って、ある程度の力をかけると動くヒンジになります。
ここでトルクヒンジの設定トルク値についてですが、1.2kgf・cmの物を2つ使用しました。
0.6ではゆるすぎて失敗してしまいました。
350gという軽量なMiixでさえ1.2のものでちょうどいい感じなので、それ以上に重い、もしくは大きいタブレットを使う予定がある方はより設定トルク値がより高いものを使用してください。
参考までに今回作成したスタンドにiPad2(10.1インチ601g)を立てかけたところすぐに倒れてしましました。
使用したものは以上の2つです。金額にして2000円もかかりませんでした。
では続いて作成方法です。
殆どのキーボードが底面にネジ穴があると思うのでこの方法が使えます。
まずキーボードの大きさより少し大きめに、ヒンジ取り付け部分を確保して板を切り出します。
ヒンジを適切な位置に取り付けます。
キーボードを一度分解し、ネジ穴の位置に合わせて土台の板に穴を開けます。
土台を挟むようにして、少し長めのネジを使ってキーボードを組み戻す。(土台をキーボード底面と固定するということ)
これで完成です。
キーボードの重さでタブレットを支えるため、キーボードが軽すぎると倒れてしまいやすくなります。
その場合には適宜重りを追加するといいと思います。
逆に今回は必要以上に重りが入っていたため、持ち運びの際にも不利なので重りを半分に減らす作業を行いました。
スタンドに実際にMiixを立てかけた状態で膝の上において早速この記事を書いていますが、少し画面が不安定なノートPC程度の感覚で使うことができています。
十分な設定トルク値があるため揺らしてもヒンジが動いてしまうことはありません。
また、土台をキーボード底面とネジ止めして固定しているため、片手で持っても不安定になることなく支えることが可能です。
一気に使い勝手が向上したので自分としては大満足です。
3/5追記
実際に電車内で使って更新してみています。
安定感もあり、問題なく使用できています。
Pdanetを使い、iPhoneからテザリングして使用しています。
タブレット本体の固定方法を変更し、余っていたヒンジを使って固定するようにしました。
揺らしてもずれることもなく、また、逆さにしても落ちなくなってので安定性がかなりたかくなりました。
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