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2014年12月21日日曜日

東芝ノートPC PAPW55KLG10W CPU換装成功

前回ノートPCにおけるソケットについて少し調べてみました。
今回秋葉原にてCore2Duo T8100@2.1Ghzが入手できたので換装することにしました。
PAPW55KLG10Wは東芝製のノートPCで搭載しているチップセットはCeleron用とされているGL40 Expressです。
検索するとCore2Duoを搭載しての動作例もあるため挑戦してみました。
T8100はショップインバースにて税抜き850円、税込み918円でした。
他にも探してみましたがMerom、Penryn世代の物が見当たらずこれになりました。

Celeron900はFSB800Mhz、Socket Pです。
PassMarkによるとCeleron900のスコアは691、T8100のスコアは1283また、FSBを考慮した上で換装できそうな最上位のT9500のスコアは1823となっています(しかし高額)。

今回選んだT8100は最近流行りのタブレットに搭載されているAtom Z3770(スコア1285)辺りとスコア的には同等のようです。
もちろん対応するメモリの速度が異なりますし消費電力が桁違いではありますが…

T8100はCeleron900比で約1.85倍のスコアを持っています。
この違いは体感的にはっきり感じられるものでした。
具体的なベンチマークは取っていませんが、WEIの結果は大きく向上しました。






左がT8100、右がCeleron900です。
グラフィックスの性能に差は出ていません。またHDDはそれぞれ別のものを搭載していたためスコアに差が出ています。
プロセッサのスコアが1.1、メモリは0.3の向上となりました。

これでどの程度変わったかというと、幻想神域を釣り放置するときに動きに余裕が出ました。
幻想神域はMMORPGゲームです。必要環境はIntel Pentium4 2.8 GHz 以上となってます。
Pen4のスコアは329です。スコア的にCeleron900でも一応動きます。
しかしとてつもなく重く、まともにプレイはできません。
一方でT8100にするとある程度まともに動作するようになりました。人やモンスターが増えるとカクカクになってどうしようもありませんが基本的には放置しているだけなので問題ありません。

現在は放置しているため省電力、及び静音も兼ねて動作周波数を下げて運用しています。
それでもなお明らかにCeleron900より動作は快適です。2コアの力なのでしょうか。



プロセッサを75%までに制限すると、最大で1.2Ghz駆動となり、多少負荷がかかっても50℃程度で済むため、ファンの回転数が上がること無く使用できます。
60℃前後でファンの回転数が切り替わるようで、少し気になるので余裕をもって使っています。

以降はPAPW55KLG10Wの分解と換装作業の様子です。

全てのネジを外します。
見落としがちな箇所は
電源ボタンとスピーカーの穴が開いているパネルを外した場所の左右のヒンジ付近にあるネジ
DVDドライブを外し、その裏側にあるネジ
HDDを取り外した場所にあるネジ



開けたあと基板を取り外し、ひっくり返すと右上の写真のようになります。



今回換装するのはSocket PのCPUです。



ファンの電源コネクタを外し、ネジをゆるめてヒートシンクを取り外します。




新旧のCPUです




下のネジの部分をドライバー等でひねってやることで着脱ができます。
少し固いので注意が必要かもしれません。

あとは元に戻していくことで完了です。

電源を入れたら普通にWindowsが起動しました。何事もなさすぎて驚きました
何か起こってしまうのを多少期待もしていたので…
しかしトラブルフリーなのはいいことです。OS上で正常に認識され、BIOSでもそれっぽい項目が有効になっていました。


Core Multi-Processingが有効になっていました。

1000円もかけずちょっとしたアップグレードができるのは楽しいですね。
HDDが足を引っ張っているように思うのでいつかはSSDあたりを搭載するのも面白いかもしれません。



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